[Nao’s🇵🇭]映画好きが最近見た映画–パラサイト 半地下の家族

こんにちは!ナオキです!

2020年度アカデミー作品賞を受賞した「パラサイト 半地下の家族」を見て来たので、事前に知っているともっと作品を楽しめるような知識を話していきます!もちろん、ネタバレはしないように進めて行くので、ご心配なく!

 

 

まず簡単に映画のあらすじを説明すると、

 

全員失業中で、その日暮らしの生活を送る貧しいキム一家。長男ギウは、ひょんなことからIT企業のCEOである超裕福なパク氏の家へ、家庭教師の面接を受けに行くことになる。そして、兄に続き、妹のギジョンも豪邸に足を踏み入れるが...この相反する2つの家族の出会いは、誰も観たことのない想像を超える悲喜劇へと猛烈に加速していく――。(Filmarks 引用)

 

 

 

以上のあらすじを踏まえた上で、次の2つのことを知っていれば、パラサイトをよりもっと楽しめると思います!

1.韓国の格差問題
2.Parasiteの意味

 

 

1.韓国の格差問題

韓国はアジア主要国の中で最も貧富の格差が大きく、世界でも米国に次ぐ格差社会です。

 韓国経済基盤の根幹はサムスンや現代などの財閥系企業が握っており、これらの企業に富が集中しているという構図があります。

 

この経済格差社会の中で「下→上」の下克上を果たすには、上記のような財閥企業に入社する事が必要だと言われており、

その為、多くの学生が財閥企業入社に必要な学歴を求めて、名門大学への入学を目指します。

厳しい受験戦争に勝ち抜いた学生は将来の安泰が保証される一方、受験戦争に敗れた学生は就職難の犠牲者となると多くの人が考えています。

そして、「パラサイト 半地下の家族」の主人公も富裕層になる事に憧れ、名門ソウル大学を目指し浪人を繰り返す貧困学生。

 

特に主人公の家族の貧困を象徴するものが、タイトルにもなっている「半地下」

 

「半地下」は、1960年代に北朝鮮の攻撃に備えて設置が義務化された地上と地下の間に位置する空間の事で、現在では貧困層の居住地として使われています。(2015年人口住宅総調査によると、約82万人が半地下で暮らしていると言われています。)

 

「半地下」はカビや湿気、下水の臭いなど居住環境は劣悪で、韓国人なら誰もが頷く「貧困家庭」の象徴のようです。

 

映画でも「半地下」と「貧困」が重要なキーワードになっている為、あらかじめ少し勉強しておくと

作品をより深く理解できると思います。

 

2.Parasiteの意味

映画のタイトルでもあるパラサイトの意味。

Cambridge Dictionaryによると次の2つの意味があります。

  1.an animal or plant that lives on or in another animal or plant of a different type    

         and feeds from it

   2.a person who is lazy and lives by other people working, giving them money, etc

  1.2のどちらの意味も自立、自生していないという事を意味しており、何かに依存している状態を示しています。

 

しかし、このパラサイトという意味が持つ「依存」という意味を深く考えてみると

「単に依存しているだけなのか、それとも依存しなければならないのか」

の2種類の状態があるように思わないでしょうか?

 

….という点も考えながら、「パラサイト 半地下の家族」を見ると何か見えてくるものがあるかもしれません。

 

アカデミー賞作品賞だけでなく、脚本部門、監督部門、国際長編映画部門(旧・外国語映画)でも賞を獲得し、

加えてカンヌ映画祭の最高の賞である「パルム・ドール」も獲得している「パラサイト 半地下の家族」。

 

間違いなく、映画史に残る作品なので、是非劇場で見てみる事をお勧めします!(コロナウィルスには気をつけて!!)