【Kana’s Action】《全ての直訳はできない》と理解しないと日本人は外国語を身につけられない。

 

12代目アイルランドOneやまかなです。
2020年1~3月、3か月間アイルランドで留学をします。
登場ブログは【こちら】、今までのブログ記事は【こちら】をご覧ください!

 

アメリカに中高5年間住んでいた私。
帰国後、その経験を活かして、学校(小・中・高・大)や企業団体さんのところで
よく講演やワークショップをさせていただいているのですが
7月の講演に引き続き、今回も今月12日に大学でお話をさせていただきました!

【Kana’s Action】帰国子女として伝えた「私にとっての英語」「私にとっての留学」

これが7月に行った時のブログです。

ここの担当の先生とは、高校でお話しさせていただく機会ももらっていたり。本当にありがたいです。

いつも講演のテーマは「海外経験・異文化体験について」や「英語について」
このときの講演は上記に加えて「私にとっての英語」「私にとっての留学」について発表をしてきました。

 

そして、今回は「英語(外国語)を勉強するときのアドバイス」について話してきました!

 

 

■今回は「日本」を軸に話しました

まず、今私が水戯庵というところで働いている、と話しました。
以前ブログで紹介したお店です!)

見た目日本人の若い人が、日本の伝統芸能が見れるお店で働いている…?と学生たちはぽかん。

そのきっかけはアメリカでした。と、私はアメリカでの経験談を話します。
そこでの内容は、7月に話した内容とほとんど同じです。

そして、私がアメリカで聞かれた質問を紹介。

日本ってどこにあんの?
韓国人とか中国人と何が違うの?
君の視界は映画館のような感じ?
(ふりかけを指さして)これ寿司?
(お稲荷さんを指して)これ寿司?
なんでそんなにお辞儀するの?
(いただきますを見て)宗教何?

なんでクジラを食べるの?
南京大虐殺のこと知ってる?
なんで満員電車に乗るの?
何の宗教も信じないってどゆこと?
天皇と総理の違いって何?
なんで3つも文字があるの?(かたかな・ひらがな・漢字)
君は日本とアメリカどっちが好き?

 

このとき、
説明できない(わからないから)&英語で話せない(しゃべれないから)だった私は
こいつはつまらない・無知・バカ、と思われるのが嫌な気持ちになりました。
事実相手にされなくなりましたし。

 

 

同時に、
日本人なのに日本のことしらないな
アメリカにいると日本のいいところめっちゃみえてきたな
アメリカに見習ってほしいところあるな
沢山の人に知ってほしい日本のいいところがあるな
と気づき。

つまり
日本のことを英語で説明できる=超最強なグローバル人材じゃないか!
そうゆう人を作る教育者になろう!と日本に帰国し、英語の先生を目指した話をしました。

結局今は紆余曲折してるんですけれどね。

 

いつまでも学生ですという話もしました。これは前のこのブログと同じ内容をサクッと。

【Kana’s Action】「留学」という選択:”社会人”だけど〇〇

 

 

■そんな私の英語(外国語)を学ぶ時の考え方:「直訳を諦めろ」

日本に帰国後、日本の文化を学び、観光関係やインバウンド関係の仕事にも携わったりした私。
7月の講演の時には「言葉と文化はつながっていて「言葉を知る=文化を知る」である」と話しました。
結局その時と内容は似ているのですが、文化が違う分、直訳って無理なんですよね。
今回も、英語を学ぶ時のアドバイスとして、「直訳は不可能」というキーワードを届けました。

 

まじめに一言一言直訳しようとがむしゃらに電子辞書をたたいていた、アメリカ時代初期。
時間もないし無理でした。指と理解しようとする頭が聞こえてきたり見える単語に追いつかないんです。

そこで私は最初に文法を覚えました
そして国語の授業で、英語の文章の仕組みを覚えました。結論が最初に来るとかそいういうやつです。

そして、教養を深めるためにいろんな本を日本語で読みました
大量に日本語でいろんな分野のいろんな情報をインプットしたんです。

そして、周りの文章や雰囲気(空気)で、
その初めて見る単語がおそらくこういう意味なんではないかと察する能力を磨きました。
要は想像力です。

 

学生の皆さんに紹介したのは、オノマトペ
日本語は音に対しての単語、表現がすごく豊富で、英語に直訳できないものが沢山あるんです。
そこで、私が紹介した、日本の漫画のオノマトペの英語への訳しパターン3つ。

その1:あきらめる\(^o^)/

その2:英語にもある効果音にあてる

その3:動詞(名詞)にする

注目はその3です。
要は、日本語のオノマトペを、その表現に一番近いであろう動詞ないし名詞を入れるんです。

例えば、NARUTOという漫画の、敵キャラが鳥の形をした爆弾を落とす音に
漫画家さんは「スッ」というオノマトペをつけています。

その英訳は「サウンドエフェクト:BIRD DROPPING」
…まんまやないかい!

この翻訳家さんは、おそらく、直訳がないから、限られたスペースの中で、なんの音なのかを説明で書いているんです。

 

近い言葉で表現すればOKなんです。
なので、
難しい言葉で言われたらそれってもっと簡単に説明すると?って、恥らずに聞けばいいし
究極伝わればいいよ!と学生さんには伝えました。

 

自分にも同時にしっかりと言い聞かせながら。←

 

 

■能についての説明を訳すとき気づいた、「知識・教養」の大切さ

最後に、水戯庵での同時通訳でのエピソードを紹介しました。

能楽師「開演前にお調べというものがございます。こちらは楽器の最終調整の役割も果たしておりまして…」
私「今流れてるのは劇場のチャイムみたいなもんです。」

能楽師「後ろにいる囃子方が演奏をいたします。地謡が物語を伝える歌を歌う役目です。
後見は装束の乱れを直したり、道具の出し入れをしたり、シテやワキに何かが起きたときの代役をします。」

私「あれがオーケストラみたいなかんじです。あれがコーラス兼ストーリーテーラー
後ろの人はまあ、ピンチヒッターですね。」

 

なんとまあ、シンプルに雑な通訳か、とお気づきでしょうか。笑
でも、これで、外国のお客さんは「ああ~おっけ~!」とうなずいてくれるんですよ。
だって、「お調べ」とか「囃子方」とか、直訳の言葉って、あります⁈

でも、ここで通訳をしていて気づくのは、
私はダンスをしていて、西洋の舞台を沢山見ていて、舞台が好きだから、
あれは西洋でいうオーケストラ、あれは西洋の舞台でいうコーラス、と
外国人目線でわかりやすいのでは?と思う言葉に変えて説明ができているんだなーということ。

これが、私の苦手な生物学とか工学の分野の通訳だったら、無理です。←
その分野の知識が全くないから。

 

前述の通り、私は大量の日本語の文献を読んで日本語で知識教養をインプットして、
それにより想像力で英語を理解してもいたのですが、
同時に、「これは日本でいうあれかな」「これは西洋でいうあれかな」と
言語化するときの引き出しが同時に広がっている
だから、同時通訳をする時に「これはあなたの国でいうあれに近いですよ」と話ができて
相手もより正確に理解してくれているんじゃないかな
と思うようになりました。

こういう知識があったうえでの会話のほうが、お互いにもっと正しく文化を理解し合えるんじゃないかな…

と教養の大切さを勝手に実感しています。←

 

 

 

■大学で言語習得について勉強したけど

私は、大学で日本文化について学びつつ、英語の教員免許を取るために

教授法、言語取得法、言語学習についてなど勉強しました。

結局いろんなメソッドがありすぎて、

日本人に合う学習方法なんて言ってもその「日本人」の環境も多様だし、
いちマジョリティに適した言語習得の方法でしかないから

自分に合う方法は自分しかわからないよなあ

という結論に至っていますw

 

私は、文法や文章の型などの外枠を先に理解すること
日本語で大量にインプットして挑むという手段が
当時の自分に適していたんだと思います。

沢山洋楽を聞くとか、英語の本を読むとか、
スピード●ーニングを聞くとか、ライ●ップイングリッシュに通うとか
ひたすら外国人の友達と話すとか、外国人の彼女を作るとか。

色々な「英語を学ぶ方法」はたくさんありますが、

一番大事なのって
自分に合う方法を見つけるまでがんばる、まけない、試行錯誤する、忍耐性?
だったりするのかなとも思ったりします。

そんななかで、私が思うのは、
直訳は無理って割り切れ!文化=言語だから異文化なんだから限界あるって!
という考え方はあってもいいんじゃないかという、社会学・文化学的な面からの思考法ですw

 

 

 

■最後に東大の問題を再掲。

以前高校で自分のアメリカでの生活をお話しさせていただく機会がありまして、
そこで先生が出題していた読解問題を再度ここで紹介させてもらいます。

 

東京大学の入試の問題です。
「He’s taking a long time to change.」
こちらを和訳してください!

 

実は読解問題なのですが、この文章の前に
Heがオーディション会場で緊張して衣類を持って審査員の前から離れて
更衣室に行ってからなかなか出てこないというシーンが描かれています。
上記のセリフは審査員のうちの1人の言葉です。

要は、「変わる」ではなく「着替える」ことに時間がかかっているんですね。

 

前後の文章を読めば、上記の文章が言いたいことが何となくわかる。
ただ、素直に「Change」を直訳をしてしまうと×になる問題です。

 

 

これが、東京大学の入試の問題です。

これが、今の、日本のトップの大学の、受験生に求める「英語力」です。

あなたは、どう思いますか?

 

 

 

今日はここまでです!

 

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