【Kana’s Action】帰国子女として伝えた「私にとっての英語」「私にとっての留学」

 

12代目アイルランドOneやまかなです。
2020年1~3月、3か月間アイルランドで留学をします。
登場ブログは【こちら】、今までのブログ記事は【こちら】をご覧ください!

 

さて、実はアメリカに中高5年間住んでいた私。
帰国後、その経験を活かして、学校(小・中・高・大)や企業団体さんのところで
よく講演やワークショップをさせていただいているのですが(大体無料か交通費程度でさせていただいております)
先日7月4日に、湘南工科大学で3コマ、授業内の30分ほどお時間をいただいて、私の経験を話してきました。

目つぶってるやん。(涙

 

いつも講演のテーマは「海外経験・異文化体験について」や「英語について」
今回の講演は上記に加えて「私にとっての英語」「私にとっての留学」について発表をしてきたので、レポートもかねて、ブログでもまとめてみようと思います。

 

 

■今回の講演

2014年ごろ、京都の学会に参加した時に出会った教授が、
毎週様々な分野で活躍している人たちを呼んで
自分のやっていることやキャリアについて話してもらう授業を湘南工科大学でやっていて、
3年前にも一度講演させていただいたのですが、今年もお声がけをいただいたのでした。

元々タッグ?を組んでいて、この5年間の間に結構いろいろな高校や大学に行って、
お話をさせていただいております。本当にこの繋がりに感謝です。

 

今回は「文化を育む ~海外文化・アメリカ・中央アジア~」というテーマで

私(帰国子女)とウズベキスタンからの留学生で先生の別の大学でのTAの方の2人で、30分ずつ講演をしました。
投影写真が、Oneで選ばれたときの写真で、ちょっと嬉しい。笑

今回一緒に講演をした仲間。同い年でした。日本語がすごい上手!私も負けてられない…( ^ω^)

 

■イチローと同時期にいたけど彼を気に掛ける余裕ゼロ。
アメリカで語学で大変になる以前に大変だったんだよね、色々。

最初は私が住んでいたワシントン州について話しました。
雨が多くて自殺率が高いとか、緑が多くてEvergreen Stateと呼ばれているとか、
インドアが発展してコーヒー店が多くスタバやタリーズができてるんだよ、
引きこもりが多いからMicrosoftとかNintendoアメリカ本社とかIT系で有名どころがあるんだよ、とか
BoeingやCostcoやamazonもシアトルだよ、とか有名企業のロゴを見せながらまず話しました。

Microsoft本社近くの現地校に出てたから、数学がアメリカの学校は遅れてるよとよく言われるけど、
私の場合はそんなことはなくて、マイクロソフトで働く両親の子どもたちに囲まれて、
超理系になりかけてましたがその結果理系が嫌になりすぎて文系になりました、という話をしました。
さすが工科大学。ITの話になるとちょっと反応が良かったです。笑

その次に、ウズベキスタンの留学生の子が日本でびっくりしたカルチャーショックを話してたけど、
私もアメリカに行って英語どころじゃなくて日本で普通と思ってたことがアメリカでは普通じゃなかったことに驚いたんだよ、という話をしました。


実際のスライド。

男子が多い学校だったので盛り上がったシーンをご紹介。

教授「イチロー活躍と同時期にいたんだよね?」
私「そうですねー262安打も生で観に行きました」
教授「そうなんだ!イチローは現地で人気だった?どうだった?」
私「いや、ぶっちゃけ自分のことに精いっぱいでそれどころじゃないっす
教授「(笑)」
私「いや~、あったとしても、体育の授業で野球の授業とかあったときに、バッターボックス立ったら『お!イチロー!』って呼ばれたくらいですかね、私女子なんですけど。全力で三振かましました」
教室爆笑。

…という会話の通り、色々なカルチャーショックに、英語がわからないのが重なり、海外生活楽しむどころじゃありませんでした

 

講演で話したのは
・世界地図がアメリカ中心の地図なんですよね~アジア真ん中でぶった切られてるんですよね~(会場爆笑)
・気温が℉で℃じゃないから、天気予報で60度とか出てきて「溶ける‼」ってビビったんですよね~
・丸つけが〇が正解なのが日本だけどアメリカでは〇って不正解の回答につけるやつだから、
算数の小テストしてお互いに交換して採点した時にめっちゃ怒られたんですよね~
・アヴリル・ラヴィーン知ってる?って友達に声かけたら発音全然違って逃げられたんですよね~
スピーキングスキル終わってますよね~(会場爆笑)
・「Let’s go to McDonald’s!」って言われて、どこかわからなかったんですよね~
リスニングスキルも終わってますよね~(会場爆笑)
・メールとかSNSとかで「:-)」とか入ってたんですけど、ミスタイプじゃなくて顔文字だったんですよね~
・「brb」って言われて、「Be right back(すぐ戻る)」の省略って知らなくて、置いてっちゃったんですよね~
などなど。

 

英語のという語学の問題以前に、想定外が多すぎるという、衝撃波の連発。

 

私の鉄板ネタ、

私「アメリカの学校に入った初日にロッカーの開け方がわからなくてどう解決したと思う?
ちなみに中1の夏で行ったから、This is a pen. と He is Tom.ぐらいしかしゃべれないとする。」
生徒「ジェスチャー?」
私「いえ、リュックの中に入っていた英和辞典の裏表紙のおまけ頁に書いてあった『アメリカのロッカーの開け方』特集を思い出して、それを見ながら開けました。」
会場爆笑。

の通り、
もうある物すべて使って、自分の思考フル回転して、日々の衝撃波の乗り越えていくしかありませんでした

そうして英語から逃げて行った私は、「創造力」と「ジェスチャー」を習得

でもやっぱり英語から逃げ続けることはできず、英文法を高3までの教科書を使って勉強しました。
しかし、次の課題は語彙力

 

でも、すべてを直訳するって無理、って、気づいたんです。

 

 

■言葉と文化はつながっていて「言葉を知る=文化を知る」である

例えば、虹は日本では7色。
アメリカでは6色、ドイツでは5色、アフリカでは4色です。

日本は色に対しての言葉の表現が豊かで、
青だけでも、藍、紺、瑠璃、空、など、色々な名前があります。

日本では「女性」「男性」しかない性に対しての表現も
タイ語では「トム」「ディー」「アダム」「サムヤーン」など、18種類の性別への呼び名があります。

日本では魚と密接した生活をしていたから、
鮎、鮭、鮪、鰤、鯉、など、魚へんの部首に右にいろいろな漢字を当てて魚の名前が豊富ですが
英語では鰤はyellow fish、アシカはsea lionというように、「特徴+fish」「sea+陸上の生物」にしてまとめてます。

一方で英語圏なのかアメリカなのか、肉を食べる文化だったから、
サーロイン、ロース、など体の部分の名前に独特の名前がついている一方で
日本はそのかたかなの名前をそのまま外来語として使うか、「もも肉」など、「身体の部分の名前+肉」で表現。

父が水産業界で働いているので、父は魚の名前を英語で覚える必要があったかもしれませんが、
私は現地で魚を食べたことはほとんどなく、魚の名前を覚える機会がなく、
なんと、日本に帰ってきてから、留学生を寿司屋さんに連れていくときに、「あれ、なんていうんだろう」と調べたくらいです。
逆に、友達とご飯に行った時に、メニューに肉の部位の名前が沢山書いてあって、「肩肉とかもも肉とか書いてくれよ~どこの肉かわかんね~涙」ってなったことがあったのを、覚えています。

 

要は、結局言葉も文化とつながっていて、
直訳したり、全部覚えようとすると、キリがないんです。
しかも、魚の名前のように、その言葉がその地域その場所で日常生活で使われていなければ、覚える意味もない

 

大学で言語学を専攻しちゃったので、「言葉」に敏感なところもありますが、

英語って、コミュニケーションツールってよく言われますけど、

私にとっては文化を学ぶ入り口でもあるなって、思うんです。

 

そんな中でじゃあどうやって
すでにネガティブ思考逃げ腰だった私は語彙力を少しずつ増やしていったのか
という話を湘南工科大学でしたら、
「まったく想像しなかった方法で驚きました!」「僕もやってみようと思います!」
とリアクションが多かったのですが、今回のブログでは紹介を省略します!笑

続きは、ぜひ、講演をご依頼ください!←

 

湘南工科大学では時間がなかったのですが、実際にワークをしてもらってることもあります笑
特に、日本が好き、海外に出たくない、と思っている、オタク系の方に受けがいいです。

 

 

■アメリカ経験ある私がなんで「留学」するの?

この話は、自己紹介と合わせて冒頭で話しました。
「自分から動くことがそもそも前提としてないのが帰国子女としての私の経験だったから、
今度は自分の足で、自分からチャレンジしに行きたいんです!」
と話しました。

私がなぜ今回「留学」をするのか、ということに関しては、
先月の記事の「帰国子女が語学留学をする理由」
「アメリカ在住経験5年がアイルランド3か月留学でやりたいこと8つ」にも書きましたが、

・留学は自分起点であり、何事においても主体性前提であること
・帰国子女だと経験をしなかった費用面が見えてきて、サバイバル能力がつくうえ、
自分の行動に自分で責任がとるという意識が持てるようになること
・自分で好きに「留学」の内容などをデザインできること

などが帰国子女と違うなと思い、さらに

・英語に苦手意識があるまま5年間の滞在期間のうちのほとんどを過ごしてしまい、今でもボトルネック
・現地のイベントに参加するとさらにその国の理解が深まるのに、アメリカにいた頃は初動がやや遅かった

ということがあり、今回「留学をしたい」と思うようになりました。

私にとっての今回の留学は自分の成長に必要不可欠であり、
自分が独立するための第一歩であると思っています。

 

講演ではじっくり話す機会がなかったし、
留学をおすすめする講演というわけでもなかったので、とてもさっくりと話しましたが、
この後も紹介する感想で、「留学したいと思った」「アメリカに行きたいと思っています」と書いてくれた人がいて、届いてる人には届いたんだな、と感動しました。

 

ただ、「留学」をごり押しする講演だと、興味のない学生には響かないので、
新宿駅で道案内をしている駅員さんがすべての行き方を「This!! This!! This!!」と言いながら説明していた話をして(会場今日一番爆笑)、
結局、日本にも外国の方が増えてきてるし、当たり前にいる中で、
こうした、普通が普通じゃないことで困っている人ってたくさんいて
その人にそもそも興味を持ったり、歩み寄ったりできるかが、日本にいる組にもこれから課題になってくるし、
そうしたことが、最終的には世界中の人と友達になれて平和になれる第一歩になると思っている
と話しました。

 

 

 

■さて、いざ、学生のリアクションは。(長いよ)

質問項目が5つかあったのですが、そのうち3つが私に該当していました。
ちなみに、まずそもそも海外旅行経験ない人が多いです。
すっごい、びっしり書いてくれていたので、びっくり。成績つくのかな?以下抜粋です。
この回答が、私の講演のレビューすべてですね。

 

・やまかなさんから学んだこと、やまかなに一言欄は:
「アイルランド留学、楽しみですね、 Good Luck!」
「やまかなさんみたいな大きな人を自分も目指していきたいです」←大きくなりたい涙ありがとう
「僕は英語が苦手なので英語を学びたいと思っていたので実践してみたいと思います」
他の国へ行くと日本の常識とは違うものになる、自分がどうなりたいかは自分自身、人生はどうにかなる」
「日本との文化の違いがあり、自分は違う文化の中に放り込まれたくないと感じた。だが、その国の文化との違いを見たりするのは面白いことだなとも思いました
「わりと(海外に)興味がわいてきました
「僕もディズニー好き。」←仲間よ
「行動力マネしたいです」←まだ足重いよ
「自分は海外に住みたいと思っていたのでいろいろ詳しい話を聞けて良かったです」
「留学に興味があるのでもう少し調べようと思いました楽しかったです」
自分の思っている留学生活と違っていて、びっくりした。」
「thank you =) (こんなかんじですかね?)」
日本にいるだけでは絶対に学べない体験を聞いてとても新鮮でした自分が今いる場所から動くことで、身の回りに起こることすべてが学びなる環境をつくることに、とても興味が湧きました。」
「英語を多少知らなくても留学してやっていけるのだなと思いました」

・今日の授業を自分なりにまとめた言葉は:
異文化に積極的に体験していこう、食わず嫌いとならず、色々試行錯誤していくことが大切
「世界の国々で文化や自分が思っていることと実際に何があるかどんな場なのかということは全く違っていたので驚きました」
「英語などわからない言語に対しての捉え方を変えられるような考え方を聞けた」
「国によって違いがあり自分が体験してきたことがすべてじゃないなと思った」
「自分次第で人生が楽しいかが決まる」
「日本だけでなく様々な国の文化などに触れる機会をつくり自分の価値観を広げていくようにするべきなのだろう」
「外国は難しい、面白い」
「ky817がインスタ」←おい
「いろんな国に行ってその国の文化を感ずると自分の視野を広げることができる」
「異文化を知ることにより自分が持っていた偏見などがなくなると思った」
「いろいろな考えを持つことによって能力を向上していきたいと思った」
「留学の良さも教えてくれたのでとても興味がありました」
「外国人と接するときは相手の文化を知っておくことも必要」
「海外から日本に来た人と、日本から海外に行った人の話を一度に聞くことができてとても面白かったです」
「日本人は外国のイメージはあるけど中身をまだまだ知らないんだなと思った。自分の知らない世界のことを自分の力で解決していくことが大切だと思った。」
「やまかなさんが好きなことをしたほうが良いという言葉が一番響いた」
「今までの授業の中でも一番面白く一番興味を持った授業だった」
「自分の常識が通用しないのなら今自分が持てるすべてを使わなければ解決できない」
日本から出る選択肢も全然あり。」
「他文化の国の人と付き合うのは非常に大変だけど、とても大事
少しでも海外に興味を持つことを心がけることを意識する」
「多様化・グローバル化が進んでいる中で選択肢は増えている日本で普通の企業に就職することが必ずしも政界ではないのではと思いました。また、自分の周りにも日本で済みづらいと思っている外国人の方もいるのでは、と少し広い視野で考えようと思います」
「問題が起こる前に、その人の国の文化を知るべきだと思えた。」

 

・今日の講義の感想、ご意見、ご希望、POPなお便りは:
やっぱり日本が一番だと思った」
「もっとアメリカのことを知りたかった。自分もアメリカに行きたいけどチャンスがないので今まで行ってないけど今日の授業でいろんなアメリカのことを聞いてまた行きたい希望が上がりました」
「講義の内容は面白かったが留学は行きたくない…」
「海外に行くのは自分で新たな挑戦を挑むためのものである」
留学が多様にフツーになってきた。」
「先生が美人だった。いつも美人だと素直に授業にあきないと思った。」←ありがとうございますw
「常識が違うものだと学びました」
「世界の話を聞けて興味を持つことができて楽しかった」
「文化が違うことを学び、あたりまえを疑うことの重要さを改めて理解した」
「結構『そうなんだ』と思うことが多かった」
「1回は留学してみたいと思っていたので今日の話を聞けてとても良かったし、もっと留学してみたいという気持ちが強くなりました
「自分の中の世界が広がった気がします。(中略)留学までは無いですが、旅行とかはいってみたいと思いました。」
「やっぱり女性がくると場が華やかになると思った」
相手の国を知るとどのように接すればいいのかわかる
「二人とも美人だったのでそれだけで大満足!!」←あざます!
「外国人や観光客に興味を持とうと思いました
「留学では英語とか言葉だけ大事だと思ったけど、言葉にも沢山あるんだと思いました。世界をもっと知ろうと思いました」
アメリカに興味がわいてきた!!
「やまかなさんの話を聞いて、仕事、お金がすべてではないなと思いました。」
「アメリカは代表的な国なのでそこそこ知っていると思っていたけれどぜんぜん知らないことばかりで、びっくりしました。一回でもいいので、アメリカやその他の国に行きたいと思いました。」
「海外のことに興味がでました。」
異国怖い!

 

編集せず、そのまま書きました。(笑)
100人以上の受講生から、ピックアップです。
皆びっしり書いてくれているので、読むのに1時間以上かかりました笑

 

先生も「いつも授業つまらなかった、という評価が結構あるのに、今回ぜんっぜんないね。さすがです」と感動していました。

やったー。

個人的には、ずっと私語を話していた学生2人が、途中から私のプレゼンの内容で会話をはじめ、
最後に私のほうをずっと向いて話を聞いていてくれるようになった30分の変化が、一番うれしかったです笑

 

最後大学を去ったときは、朝は土砂降りだった雨も止み、ゆっくりと落ち着いて感想を読みながら帰ることができました。

 

こうやって、自分の経験や悩みを自己開示しながら話していくことで、
少しでも心を動かしてくれる学生がいる

自分の経験が、価値があったと思える。
自分の後悔や失敗が、誰かの参考になっているといいな、と思う。
自分の存在価値を、肯定できるきっかけになっている。

これからも、こういった講演の活動は続けていきたいと思いました🌸

 

長くなりましたが、今日のレポ&私の考えシェアはここまでです。