この間、CELBANという英語の試験を受けてきました。ところで…10月に学校が始まってすぐ「医師への報告の仕方」を習った。先生は「みんなの国ではどんなツールを使っているの?」と。
日本にはそんなもんない。
というのが少し恥ずかしかった。カナダでは
SBAR
(えすばー)というのを使用しています。日本では、実際に看護師になったら仕事をしながら覚えよう、勉強しようということがすごく多い。そして、仕事をし、多くの患者さんと接することで学ぶ部分も実際非常に多い。しかし、「俺の背中を見て育て」という職人的考え方はどうかな?とも思っています。私はそんなのとっとと言葉で説明して仕事をやりやすくする方が効率いいんじゃないかと思います。
S(Situation)
まず、自分がどこの部署の、なんの職業の誰なのか。どんな状況なのか説明します。
B(Background)
患者さんの情報。現病歴、バイタルサイン、治療などの説明。
A(Assessment)
患者さんに何が起こってそうなのか、どんなことが考えられるのかアセスメント。
R(Recommendation)
医師にどうしてほしいのか?緊急度は?どのくらいで来れるか?もしすぐ来れず状況が変わったら連絡した方がいいか?
ここまでちゃんと報告しても、感じ悪い日本人医師はたくさんいそうだけど…。医師も看護師もお互いが尊重しあっていい関係を築くためにこういう報告の仕方はいいと思います。新人看護師は特に医師に電話で報告するのとか怖いと思うし。なんとなく仕事している中で、経験で覚えていくこともツールを使ったらわかりやすい。こういうツールはあれば便利だと思うので紹介してみました。
看護師ナカダの全ブログ→こちら