Hi, there ✋ イギリスOneのさわです。
今回もオススメ映画
me before you
についてお話したいのですが、ネタバレ含みます…。
のでこれから観るけれど大切な部分知りたくないよ~という方はここまでで(m_m)
ネタバレの予告もさせて貰ったところでご紹介すると
この映画、“尊厳死”とすごく関わりのある映画なんです。
あらすじ
裕福でハンサム、仕事もプライベートも順風満帆だった男性 ウィリアムは ある日突然事故に遭い、イギリスの車いすでの生活を余儀なくされ、その後遺症にも苦しむ日々を送る。
ルイザ・クラークは家族の為に働くが、ある日仕事を失ってしまい新しい職を探していたところ収入の良い介護の仕事を紹介される。
面接に訪ねるとそこは大豪邸。雇い主の女性によると介護が必要な息子がいるが、気むずかしく人を雇っても続かないとのこと。ルイザはなんとか雇ってもらえることになって介護をすることになった、その相手がウィリアム。
ルイザは持ち前の明るさで上手くやっていこうとするが、ウィリアムには何の効果もなく関係が悪くなっていく日々。
だがある日の出来事をきっかけに2人はお互いの見方が変わり、親しくなり、恋に落ちるが…。
ざっくりとしたあらすじだと割とよくある展開だなぁと感じると思うのですが、
この映画最後は100点満点のハッピーエンド!とは言えないのです。
何故なら物語の最後にウィリアムはいないから。
しかも彼がいないという結末は、彼自身が望んだもの。
物語の最後でウィリアムは、”尊厳死” を選びそれを実行するのです。
尊厳死(そんげんし、death with dignity)とは、人間が人間としての尊厳 (dignity) を保って死に臨むことであり、インフォームド・コンセントのひとつとされる[1]。安楽死や蘇生措置拒否 (DNR) と関連が深い。
末期がん患者など治癒の見込みのない人々が、クオリティ・オブ・ライフ (quality of life, QOL) と尊厳を保ちつつ最期の時を過ごすための医療がターミナルケア(end-of-life care、終末期医療)である。
QOLを保つための手段として、胃瘻の除去、苦痛から解放されるためにペインコントロール技術の積極的活用が挙げられる。無意味な延命行為の拒否 (DNR) については、実際に死を迎える段階では意識を失っている可能性が高いため、事前に延命行為の是非に関して宣言するリビング・ウィル (living will) が有効な手段とされる。
後述のように法制化されている国がある一方で、生存権を脅かしかねないものとして尊厳死に対して反対・警戒する立場の人もいる。日本では事前に本人による指示書が準備されていても、治療を止めたことで、親族などから殺人だと訴えられる可能性がある。尊厳死のための法律がないため、当事者本人が尊厳死を事前に希望しても人工呼吸器を取り外すことはできないという声が延命治療の現場では圧倒的に多い。
元々彼は事故によって障害者となり日々後遺症はもちろんですが何より
昔と自分とのギャップ
に苦しめられてきました。それはルイザと出会う前から。
なので彼は彼の両親にも、尊厳死という選択について話していました。
ルイザと出会ってからのウィリアムは、変わりました。
出会った当初はルイザとの折り合いも悪く、自分にも他人にもネガティブでした。
笑顔もなく、冷たい言葉と何かを諦めたような目。
でもある日を境に、彼女と関わっていくうちに
笑顔が増え、穏やかになり、思いやりを持ち、ルイザのことを愛するように。
彼の家族もルイザも、彼女と過ごし日々変わっていく彼をみて、
安楽死ではなく生きるという決断をしてくれるかもしれない、そう思います。
でも彼が選んだのは前者。
彼がなぜ尊厳死を選ぶのか、彼の気持ちを語るシーンがあります。
そのシーンだったり、ウィリアムの最後まで尊厳死を選ぶ姿勢に
実は映画好きの中でも評価は分かれているようです。
私もこの映画を見終わった後やこの記事を書くにあたって
他の方の意見や感想を読みましたが中には
ウィリアムの尊厳死の選択は自分勝手すぎる
観た側に希望や勇気を与えるようなメッセージがこの映画には無い
実際に障害を持つ方からはクレームが入った
等などネガティブな意見も沢山見ました。
それでも尚、私はこの映画が大好きだしオススメしたい… 🙁 !
それは この映画から
人生と命の選択について感じること・学ぶことが沢山あるから。
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