アイルランド留学

【ドイツ留学】ベルリンのクラブ事情と闇。

先週は日本のお盆休みとおんなじで。
ダブリンの学校も1週間お休みとなりました。

せっかくなので、お近くの国ドイツはベルリンに行ってきました🇩🇪

ダブリンからテーゲルまでは2時間ちょっとのフライト。

久しぶりにパスポートにガチャンと入国許可のスタンプを押されました。(最近は自動でスキャンの機械式が多くなった気がします。)

 

 

さて、ベルリン、と言ったら。

やっぱりやっぱりテクノミュージックでしょう。

世界屈指のクラブカルチャー。

いろんなことをすっとばしてもクラブに行きたい!

それだけです。

そもそも旅行は好きでも観光が苦手なので、5日間のベルリンひとり旅。

今回はクラブに行くことをメインにした記事で

ドイツが大好きな方からしたら、なんともったいない旅行だなおいおいと、大絶賛ツッコミ待ちなんですが。

どうしても行きたかったので、食べて美味しかったジャーマンフードとか行ってよかったレストラン、面白かったレコ屋とか、もちろんあるにはあるんですが

それはまたいつかどこかでお話できたらなぁ~なんて1ミリも思ってないので

先に話しを進めます。

 

 

ベルリンのクラブシーン、本当に凄かった………….。

その一言に尽きます。

なんでみんなそんなにベルリンベルリン言っていたのかよーーーーーく分かりました。

ベルリン、とにかくやばい。

“やばい”って言葉の表現が好きではないのですが、それ以外にどう表現したら良いか全くわからないのでとにかく”やばい”に集約致します。

もしわたしがダブリンの映画に魅了されて居なかったとしたなら確実にベルリンに留学していたこと間違いないでしょう。

この記事を書いている今ですら揺れ動いています。

ベルリンに住めないものか近い将来。

 

 

何個か行きたいクラブは調べてはいたのですが

お知り合いに【Berghain】[ベルグハイン]は行ったほうがいいよとレコメンをいただいたのでネットで調べるととんでも情報ばかり。これは絶対に絶対に行かなくてはと益々、行きたい指数が高まりました。この旅行メインの土曜日はベルグハインに決まりだなと、予定にねじ込む。

まずもってベルグハインの面白いところが口コミの温度差。

世界で一番好きだ、こんなクラブはここしかない。という人もいれば

最低最悪のクラブ、人生でこんなところ行く必要などない。という人、そのどちらかしかいないということ。

よかったよ~なんて薄い意見はまず無いでしょう。

謎は深まるばかりです。

クラブといえば、トウキョウのみならず

ダブリンでも

最近行ったロンドンでも

だいたい深夜1時過ぎから2時あたりにかけて盛り上がり、朝方5時に終わるイメージ。

なのですが、ここはベルリン。

やばい国です。土曜日夜中からなんと日曜日をまたぎ月曜日朝まで営業していました。何十時間になるんだろ?それも毎週です。

恐るべしベルリン。

クラブカルチャーに普通は通用しないんだなぁと改めて煩悩に叩き込ませました🧠

 

 

さて、ここから先は全然クラブ活動へのお手本にならないのと、最後まで読んでいただけたらば分かるのですが

このあとわたしが、ベルグハインに行くまでの長い長いサクセスストーリーになります。よろしくお願いします。

 

 

第1の間違い。

そもそも、入るまでにすごい並びがあると聞いていたので12時にベルグハインに向かう。

そこには既に長い長ーーーい行列。

正確に計った訳ではないが約2時間は並んだかと思う。(もしくはもっとかもしれない。)

ここがクラブ?と思うような佇まい。

まるで何かの博物館?はたまた大きな廃墟?ビル?暗闇にズドーンと聳え立っている。

凄さと怖さが窓から漏れる赤いライトのチラつきで、こっちの空気を丸呑みしてくる。

その小さな1階のドアをめがけて何百人もの黒い服をまとった人たちが列を成していた。

みんな、黒。

中には白っぽい服の人もいたが、ほとんど真っ黒の服ばかり。

ドレスコードがないと聞いていたものの黒じゃないとダメなのかもしれない。

靴も靴下も。鞄も。

ちなみにこの日はドイツに住んでいるアメリカ人の女の子と遊んでいて、ベルグハインには2人で来た。

そもそもその子と久しぶりの再会にも関わらず。会った瞬間に、エミイのことだから今日の夜は絶対クラブだよね?とニヤニヤされる。

もちろん、ベルグハインに絶対行きたいから絶対について来てお願いと100回くらい頼む。

いいけど、大丈夫かな。と彼女は不安になっていた。

何故なら彼女はピンク色の花柄ワンピースを着ていたから。ふうむ。

わからない。わからないけど、彼女はドイツ在住のビザを持っているから絶対に大丈夫だろうという私の謎の確信。

そしてドイツ語も話せる。

ベルグハインの噂だと、どうもドイツ人以外の入店を拒否する傾向があるらしい。

あるらしい、どころか

ベルグハインに入れる人は数少ない。

んん、??っと感じるのはやまやまだが

もっともっと奇妙なのが、このクラブに入るまでのプロセス。

こんな行列を作っているにも関わらず、周囲は全くの無音。

ここがクラブの行列だなんて信じられない。もうすぐ賑やかな深夜1時を迎える。

普通のクラブならてんやわんやのお祭り騒ぎなフィーバータイム。

ベルグハインの列に並ぶ人は、言葉を発することが禁止されているのだ。しかもみんなきっちり守っている。

例え、後ろで誰かの話し声が聞こえていても振り向かない。私はこの人たちと他人だと決め込む。

そして話すのももちろんだが、ドイツ語以外禁止だということ。なんと英語も。他言語だってダメに決まってる。

並んでいる最中は携帯電話の使用も禁止。

ただただ、この列に並ぶことだけに集中する。

私たちは来る前に少しお酒を飲んでいたけど、この空気に凄んでしまい、割りとすぐにシラフに戻ってしまった。

この状況で楽しくなる気持ちなんてきっと誰も発動しないだろう。

そして、大切なこと。

笑ってはいけないのだ。

にっこりなんてもってのほか。大切なのは、真顔と兎に角ぶっすり決めること。(ぶっすりってなんだろう…わからない。私が今考えた言葉なんだけど。すごくこの語感がマッチする。)

無愛想なら尚良し。

間違ってもスタッフに愛想なんて見せてはダメ中のダメ。

隣の友達の真顔を見ていたら、この笑ってはダメな状況でこそ笑いたくなってしまう。

なんでなのか。

真剣になればなるほどニヤニヤしてしまう。死んだおばあちゃんをこの日6回くらい思い出した。

さて肝心の入り口付近に差し掛かる。

益々空気が重くなってきた。少しずつ少しずつ近くエントランス。

視界に入るのは、無茶苦茶怖そうなドアマンが何人も立っている。

こちらがベルグハインで特に有名なバウンサー。

この日も入り口にデデン、と腕組みして立っていた。

1組1組、3人のバウンサーがチェックしているようだが、何を基準にしているのか?

何個かの質問をされている人もいるし

何も聞かれない人もいるようだ。

ただし、上から下までジラジラとめちゃくちゃバウンサーはお客を値踏みしてくる。

<<<<この時点で察するに。

どうやらグループでの入店は否応なく拒否されている。

(多分だけど)見ていると、何人かまず聞かれる。

4人以上だと確実にバウンサーの1人が嫌な顔をしていた。

そしてもう1人が入り口とは逆方向に手を振る。[帰れの合図]

2時間も待ったのに、たったそれだけ。

本当に厳しいようだ。

ネットで調べたところ、おおよそ6~7割の人が入店拒否されるのだそう。

うっそだ~~~、と思ったけど。これマジ。

本当に、大勢の人が拒否されていた。

あからさまなのはまずもって大人数なこと。

これは間違いない。

あとは正直わからない………..

入り口が見える位置に並べるようになってから、よくよくバウンサーをチェックしていると、オシャレ過ぎてもダメ。かっこよくてもだめ。

かと思えばごく普通の人が入れたりしている。

何がいいのかわからない。

バウンサーが考える”うちの店に入るに相応しい客”しか入れさせないシステム。

このご時世、そんな差別的思考が許されるだなんて………!!!!!!!!!!

誰もが思うだろうけど、でもベルグハインはそうされてもみんなやっぱり行きたいのだ。

例え入店拒否されても誰一人として言い合ってる人はいなかった。

ただただ静かに流れる行列と、少しの明かりの中、私はものすごい不安になる。

あの時のあの気持ちは、なんとも言えない。

そうして2時間が立った頃、私たちの番が来た。

バウンサーのひとりしか私たちを見なかった。

バウンサーはわたしを上から下までみる。

何も聞かず、2秒。

左手でくいくい。帰れの合図。

列から外れる。

この瞬間、頭が真っ白になった。

入れなかっただなんて………………..。

友達と目と目で、笑えた。

 

(((((((((((わたしたちの2時間なんだったんだ~~~~~~~~~)))))))))))

 

友達がややブチギレていて、そのまま、少し離れたところで入り口を見ていたいという。

わたしも見ていようかと思ったけど。

しかし、別のバウンサーがわたしたちが見ていることに気づいて

なんだ?と言う。ちょっとキレ気味な友達が、なんで私たちは入れないのかドイツ語で言ったらしい。

答える義務がないとバウンサーが言った。

また友達が、なら、どうしてわたしたちがだめだったか勉強の為見たいからここでみる。と言った。

バウンサーは、さっさと散れ。的なことを言ったのだと思う。あまりに怖過ぎて、わたしはその口振りに凄んだ。

友達すげーなぁ、と思いながら

かかかかかかえろうよう。とスカートを引っ張った。

クソムカつくぜとはいていたけど、友達のメンタルにおいおいこやつもなかなかにすげえなぁ、とびっくりした。笑

十年来の付き合いだけど始めてあんな彼女をみたよ。

そんな風な気分にさせてしまって本当に申し訳なかった。

他のクラブに行く予定だったけど、もう2時だし。なによりメンタルがズタボロ過ぎた。

友達は大丈夫といったけど、わたしたちはその日どこにも行かず帰った。

 

 

わたしは夜中ずっと一人で考えていた。

このままでいいのかと。

まだチャンスはあるはず。

何がだめだったとかはなく、タイミングなのではないか?ということ。

前に並んで居た何組かは連続で入れていた。

どうしても不甲斐ない。

次の日、やっぱりひとりでベルグハインに向かうことにした。

友達はやや呆れていたけど、頑張ってとテキストをもらう。

なんかいける気がしてきた。

彼女の昨日の勇気をみたら、わたしだって負けていられないなとワナワナ、燃えて来る。どこからくるのかわからない闘争心。

絶対に絶対にあそこに行きたい。

 

 

日曜日の昼過ぎが狙い目だと噂を耳にしたので

わたしは日曜日の昼3時にもう一度ベルグハインに向かった。

昨日程ではないが、まだやっぱり列がある。

昼なのにだ。やっぱりやべえぜ、ベルグハイン…。

今回は1時間も並ばなかったかなと思う。

勿論、今日も黒い服。静かに待つ。笑ってはだめ。

昼間だからか、外でもDJを回しているようだった。昨日よりも遥かに音が漏れ聞こえる。

益々入りたい。

入り口が見える位置になる、何故かいきなり10組以上連続でバウンサーに拒否合図をされている。

こ、こ、こわすぎる~~~。

ひとりでクラブへ行くことに、怖いと感じたことなどまずもってなかったんだけど

人生初めて、マジで怖かった。

列が進むにつれて、やっぱり来なきゃよかったかなぁと弱気になる。

拒否されるってなかなかに落ち込むし、メンタルにくるものがある。

そしてついに自分の番が回ってきた。

 



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