One project

自己紹介②、いや事故紹介…

フィリピン代表10代目さとkです。

今回は自己紹介②です。ぜひ前回の記事と合わせてご覧ください。

赤裸々に自分の〇〇を語ります。

 

■新たな出会い
   何はともあれ高校生活は始まった。驚いたのは私の通う高校はどちらかといえば勉強が嫌い、もしくは苦手な人が集まっているはずなのに、みんな真面目に授業を聞いている。評判が悪いのは一部の生徒に過ぎず、全体的には真面目な人が多かった。

 母子家庭で育った私は、貧乏で学力も偏差値38程度だった。

 前回の記事でも記載した通り、体験授業の塾の先生に感化され、将来はかっこいい大人になって先生になりたいと思った。

 高校の授業を受けてさらに「先生になりたい」という気持ちが強まった。もごもご話したり、なんの刺激もない授業をしたり「情熱」や「本気」を感じなかった先生もいたものの、担任の英語の先生だけは違った。親身になって話を聞いてくれるし、授業もわかりやすく、遠慮なくものを言う先生だった。ときには自分自身が出勤している高校なのにもかかわらず、「子どもができ たら絶対この高校には入学させない」とまで言っていた(笑)うそ偽りがなく、しっかりと自分の軸を持ち、生徒からの信頼も厚かった。

 こんな短期間に二人の素敵な先生に出会えた。これはもうやるしかない!自分なら、この先生たちのようにおもしろい授業をすることができると信じ込んでいた。少なくともだらだとした「覇気のない大人」になるのは嫌だった。とりあえず大学受験を目指してみることにした。

 大学の名前なんて東大、慶応、早稲田くらいしか知らなかった。担任の先生の話によると英語はどの大学を受けるに しても必要だということで、英語の参考書を買った。わからないことは担任の先生に聞いたり、進学校へ通っている友人に聞いたりした。最初は単語一つ覚えるのにかなり時間がかかった。慣れないことばかりでたいへんだったが、どんなにつらくても「やめたい」とは 思わなかった。それだけ本気で「先生になりたい」と強く願っていた。

 「夢に向かって努力する」という新しい人生の喜びと刺激を知った。今までは「努力」とか「頑張る」ってなんかダサいことだと思っていたが、一番ダサいのはなんの目標もなくダラダラ過ごしてきた自分自身だった。

 気がついたら、テレビも観なくなり、ゲームもしなくなっていた。今思い出しても不思議だが、机に向かったり、勉強したりすることが日課になり、なんだか楽しかった。いままで毛嫌いしてきた勉強というものにこんなにも一心不乱に取り組む自分が不思議で、別人のように感じた。目指すべき目標があることでこんなにもがんばることができるのかと驚いた。

  

■バイト, ボランティア, 勉強の3年間

 高校3年間は毎日毎日ほんとに休みがなく、アルバイトに精を出し、合間の時間を見つけて、受験参考書を読むという生活を3年間続けた。週に7日、あの有名なドーナツ屋で働き続けた。朝学校が始まる前にバイトをし学校が終わってからも働いた。高校1年生から平均して一日7時間は働いていた。それでも日々の生活費に消えていき、高校生の私はうまくお金の管理をすることができなかった。

  正直、尋常ではないストレスを感じた。そんなとき私の通う総合学科高校では学外での活動やボランティアに参加することで卒業の単位になる(つまりその分授業をうけなくていい)ということを知った。後述するがこの不純な動機で始めたボランティア活動が私の人生においてとても大きな意味を持つものとなった。

   ボランティア活動は単なる偽善であり、無償で誰かのために何かをするなんて何の意味があるのだろうというのが私のイメージだった。しかし実際に参加してみると、思いもよらない価値がそこにはあった。ボランティアだからこそできた経験、ボランティアに参加したからこそ出会えた人たち。「誰かのために」と思っていたボランティアが結果的には「自分のため」であるということを知った。何事もやってみなければわからないものだ。

   それ以降はバイトと勉強の日々に疲れたらボランティア活動でリフレッシュという日々を過ごした。思いっきり遊んだり、それ以外のことをする余裕はなかったが、とても充実していたし、何より少しずつ目標に近づいている気がしてわくわくした。

しかしどん底の生活がそこにま待ち構えていた。       

 

 ■地獄の浪人時代 1浪目

  現役時代、ある私立大学に合格することができた。しかしここで私は何とも言いようのない挫折を味わった。

「入学金がなく、進学できない」

  あてにしていた教育ローンの審査が降りなかった。

   悔しくて悔しくて仕方がなかった。高校3年間がんばってきたことが一夜にして否定されたような気分でもあった。

   浪人して更にいい大学を目指してやると、そのあと一年間アルバイトをしながら受験勉強をし、それなりにいい大学に合格したものの、同じく経済的理由で断念。通信制の大学に通い始めたが、自分には合わずこれも断念。浪人一年目は勉強に時間を使いすぎて思った以上に資金を貯めることができなかった。

  当時の私は、お金がなくても頑張っていればなんとかなると思っていた。でも違った……。こんなにがんばっても最後はお金がものをいう世界に辟易した。物に八つ当たりしたり、貧乏に生まれたことを恨んだりもした。自分はなんて無力なのだろう。20歳前後の若造に、お金を稼ぎながら、受験勉強を平行させるのは至難の業だった。私の周りにも、「お金がない」と嘆いている人がいた。でも彼らは、車を持ち、家を持ち、親もしっかり働いている。これはお金がないのではなく、「贅沢をする余裕がない」というべきだ。ただ心のどこかでそんな彼らを羨ましく思う気持ちもあった。「お金がない」というセリフを口にするのも、耳にするのも惨めだから、必死に貧乏であることを隠した。

  通常、浪人生は毎日何時間も勉強に没頭するが、私はそうはいかなかった。生活費や今後の学費のためにアルバイトをしなければいけない。浪人生とアルバイトを両立するとき、何が大変かといえば、頭の切り替えである。勉強して集中スイッチが入っているのにも関わらず、アルバイトの出勤 時間になったりする。逆に、アルバイト直後で仕事モードが抜けず、机にじっとすることができない。これは大きなストレスになる。

  浪人していることも、お金に困っていることも誰にも知られたくなかった。自分を大きく見せるために必要のない嘘もたくさんついた。本当の自分をさらけ出すのが怖かった。ある日、年下の高校生のアルバイトに、「佐藤さんは普段何やっているんですか」と聞かれた。浪人生にとってこの質問ほど苦しいものはない。 「とりあえず毎日を楽しく生きてるよ」というようにお茶を濁した。

  そもそも時給800円程度ではどんなに頑張っても、大学にかかるくらいの費用を貯金するには無理があった。さらに私の場合は家にお金を入れる必要もあった からなおさらだ。「あきらめなければなんとかなる」ということをよく耳にしていたから、次の年も大学を目指してやると誓った。教育ローンの審査も検討し た。でも親が働いていなかったため、審査は通らなかった。

 

■地獄の浪人時代 2浪目

  2浪目に入った。お金がないなら稼ぐしかないと、無我夢中でアルバイトに励んだ。複数のアルバイトを掛け持ちし、高校時代のように週に7日休みなく1日平均10時間アルバイトをする生活になった。

 半年くらいは頑張れた。しかしもう限界だった。身体的な面よりも精神的ストレスが尋常ではなかった。午前中を勉強時間に割り当てるも、前日のアルバイトの疲れが残っていたり、先の見えない不安が私を襲った。何よりつらいのが孤独であるということだった。

 読者の皆さんの中には、「甘ったれるな。それくらい乗り越えてみろ」と思っている人もいるだろう。しかしこれはやってみなければわからない。受験勉強だけでも大変なのにそれに加えてアルバイトもしないといけない環境であれば、誰だって不安になるだろう。

   常に葛藤や焦りがあった。バイトをすればするほど、勉強時間はなくなる。勉強時間をとれば、収入が減る。浪人をしたらある程度偏差値の高い大学に入らないとかっこ悪いという子どもじみたことも考えていた。

    受験勉強そのものに強いメンタルが求められるのにも関わらず、私の場合はそれが2倍にも3倍にも感じられる状況にいた。気持ちが乱れている中勉強をしてもまったく頭に入ってこない。  

しだいにアルバイトをすることにも嫌気が差してきた。

「なんでこんなに働かないといけないのだろう」

同時に頭の中は

「お金がない・・・・・・」という呪文のようなフレーズが私を支配していた。もはや何をやっても無駄なんじゃないかという気もした。結局この年も十分に貯金ができず大学入試自体見送った。

■方向転換すべきか?

 本当に自分に必要なのは大学という場所なのだろうか。先生になるという道なのだろうか。こんな思いをしてまで挑戦する必要はあるのだろうか。

  たしかに大学受験において浪人生の存在は珍しくない。しかしこんな貧乏生活をしながら、学費を自分で稼ぎ、大学を目指すとなるともはや絶滅危惧種である。

  そもそも暮らしていくのでさえ、精一杯な状況なのにも関わらず、大学受験なんて贅沢すぎた。しかしここでやめたら今まで頑張ってきたことがゼロになる気がした。だから何があっても大学へは行くと心の奥深くでは念じていた。

   家族関係もうまくいかなかった。毎日毎日ケンカし、めちゃくちゃだった。掃除機や包丁が飛び交うこともあった。貧乏は人の心も貧しくする。心の余裕がなくなる。自分のことしか考えられなくなる。

  生活保護という選択肢もあった。実際何度も何度も役所に足を運んだ。相談に行くと役員がとても嫌な顔をして、密室へ連れて行かれる。そこはまるで警察署にある尋問を受ける場所を連想させる。そしてこのような質問をされ続ける。

「生活保護を受ける理由は?」

「親戚には連絡したの?」

「きみ若いでしょ。ご兄弟もいるみたいだし、もっと働いたら?」

「はっ?大学いくの?こんな状況なのに本気で言ってる?」

  惨め以外のなんでもない。ありとあらゆる個人情報を書かされて終わった。たまたま私の住んでいた地域の対応が悪かったのかもしれないが、貧乏人には冷たい世の中であると感じた。世の中の全員が敵にみえた。

  このような生活状況の下、幼いころから暮らしてきた。私だけでなく、母や妹も心身ともに相当なダメージだったはずだ。貧乏は恐ろしい。人間の頑張りたいという気持ちに歯止めをかけ、普通に生活をする権利さえ奪ってしまうのだから。

■地獄の浪人時代 3浪目(もはやフリーター)

  3浪目ともなると二十歳を越える。大学に進学した同級生たちは、就職活動に励み、早くも次のステージを目指している。一方、私はずっと同じ場所をうろうろしている。

  自分は何をやってもだめなんじゃないか、ずっとお金のことで悩んでいくのではないか。自分の未来が真っ暗だった。勉強とアルバイトだけをしている日々は孤独と不安でいっぱいだった。周りの人にもいろいろなことを言われた。

「いつまでそんな生活しているの?」

「もっとがんばったら?」

「やる気あるの?」

 私は心の中で思った。

「体験していないあなたに言われたくない」

 一方で何も言い返せない自分がつらかった。とにかく耐えるしかなかった。どっかで絶対見返してやると誓った。こんなに苦しまなくとも、もっと適切な生き方があったのかもしれないが、精一杯やることで自分を励ましていた。

日本では20歳を過ぎたら「大人」とみなされる。私が幼いころイメージしていた大人というのは、バリバリ仕事をしたり、学業に励み、教養が高く、どっしり構えている存在だったはずだ。そのどれにも当てはまらない……。

   受験勉強というものにも飽きた。もっと違った角度から学問をしてみようと読書に目覚めた。小説からビジネス書までかなり読み込んだ。アルバイト代もそれに費やした。貯金なんてもうない。生活費にも回さなければいけないし、このまま貯金を続けても先が見えなかった。

  特に読んだ分野は、自己啓発だ。これを読めば心が軽くなるだの、読むサプリだの、人生に絶望している人へだの、そういった類の本に手を出した。参考になった部分もあればそうでない部分もあったが、いずれにせよ、最終的には自分次第だということにいきついた。自分がやりたいようにやることこそ大切なのだと改めて実感した。でもそれを環境やお金が邪魔をしてくる。

 

 ■地獄の浪人時代 4浪目  

  もはや完全に受験を諦めかけていた。高校生の頃に夢見た大学もほぼ不可能だと思っていた。ひたすらバイトをした。危ないバイトもやりかけたが思いとどまった。とにかくバイトしてバイトして、その繰り返しだった。

日常そのものがルーティンになってしまい、自分が人間なのかロボットなのかわからなくなっていたとき、ふと一旦この場所から逃げ出したいと思った。どこか遠くへ、日本ではない場所へ…….

新聞の折込で格安海外語学学校の案内を見た。

「1日1コマ30万!」

1ヶ月で航空券もついて、1日たった1コマだけどこれにとびついた。

30万と現地でのお小遣いをどうしようかと考えていたが単純な話アルバイトを増やせばことは済んだ。これが自分にとっての初めての海外だった。

■5浪目、6浪目

結果から言えばこのイギリスでの1ヶ月間が自分を変えた。

どうかわったのか??

気がついたらあまりに記事が長くなっていたので

最後まで読んでみたいという方はこちらをご覧ください↓

自己紹介③、もう事故紹介じゃない!!


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