One project

赤裸々に自分の〇〇を語ります。

こんにちは。

10代目フィリピン代表のさとkです。

 

今でこそたくさんの方に支えられ最高の人生を歩んでいますが、正直過去はかなり過酷でした。

今回は段階を踏んで赤裸々に自分の過去をシェアしていきます。

これが何の役に立つのかわかりませんが、絶対みなさんの今後の人生のヒントになり、留学という自分の殻をさらに破り、挑戦するのに必要であると感じていますのでご覧いただけたら幸いです。

僕は24歳で大学に入りました。

つまり6浪を経験しています。それについてのお話です。

結末はかなり意外な言葉で締めくくられています。13回程度のシリーズになりますがぜひご覧ください。

 

6浪学生のここでしか聞けない話!

■さえない小中学時代

「中国地方って中国の領土ですよね?」
 これは中学生のとき社会の先生に質問したことだ。先生は答えた。
「そんなわけあるか!ふざけんな」
 なぜ怒られたのかわからなかった。
 生まれつきぜんそくを患い、小学生のころから学校を休みがちだった。「理科」や「数学」という言葉を見るだけで吐きけがするほど嫌いで、日本地図もろくにわからず、アルファベットを正確に書けるようになったのも中学2年の5月。

 自分を振り返って思い出すことは毎日毎日テレビゲームをしていたことだ。本当にその記憶しかなく今考えると恐ろしい。学校を休んでゲームしていたこともあったし、定期テスト期間中なんて普通はみんな一生懸命勉強して焦るのに、「授業もなくて学校が早く終わってラッキー♪」という感じだった。

 大人になるのが嫌だった。だから自分の思い通りに動くゲームに逃げていたのかもしれない。そんな私が中学3年生になり、初めて進路について考えた。

  どの高校がどのくらいのレベルで、どのくらい勉強しなければいけないかなんてわからなかったため、あまり勉強しなくて済むような卒業単位の少ない、総合学科高校という選択肢をとった。

  自分で好きな授業を取れて、さらに料理や音楽、コミュニケーションなど、普通科ではあまりないようなことが学べるらしい。机に向かってやる勉強が少なくなるならと、中学3年の12月くらいから高校受験の勉強を嫌々ながらやり始めた。

 勉強といったって普通の中学生が日常にやっている時間や質よりもあきらかに劣るものだったが、自分なりには精一杯やったつもりだ。そしてなんとかその高校に合格できた(あとでわかったことだが当時の入学者の中で成績がビリから3番目であった)。

そしてそのあと私の人生が大きく変わった。

■学びの原点

 忘れもしない人生の岐路、それは高校一年生のころに受けた予備校の授業でのことだった。中学校を卒業するまでは毎日毎日テレビゲームをして過ごした。学校の授業もつまらなかったし、これといって打ち込むこともなかった。

  それでもなんとか高校受験を乗り越え、神奈川県藤沢市の単位制総合学科高校へ入学。小田急線沿いで、周りには何もないところだった。

   当時のこの高校は地域からの評判が悪く、近くのコンビニからここの高校生は利用禁止という勧告がなされたこともある。自分は悪いことをしていないのに制服を着て歩いているだけで地域の人の目が気になってしまう。

  せっかく高校に合格したものの、ほぼビリの成績で入った私はどこかで少し焦りを感じていた。そう思っていた折、予備校の無料体験の案内がきて行ってみることにした。そこで、

  人生が変わった!

 体験授業初日、英語の先生が放った一言は強烈だった。
「みなさんが高校生活で成し遂げたいこと、将来やってみたいことはなんですか?ぜひ目標を持ってください。人生が変わります!」

 そうか!今まで自分がバカで何の取り柄もなくだらだら過ごしてきた原因は、「目標がなかった」からだったのだ。

   この一言で私はこの先生の虜になり、気がついたら授業にも熱中していた。おそらく今までの人生の中でこんなに何かに熱中したことはないくらいに。わかりやすい説明、適度なスピード感、あふれるユーモア。

「皆さん!takeは持っtakeです!」
「ninthにeはいらninth!」
「さあ、この問題スーパーダッシュで解きましょう!」
「え?この問題間違えたんですか?さよならバイバイ!うそです。僕も昨日解いて間違えました笑」

 今まで学校で受けてきた授業とは比べ物にならないほどの高い質とテンションに圧倒された。堅苦しいイメージだった勉強というものがとても身近なものに感じることができた。何より、それまで教わってきた先生とこの予備校の先生の決定的な違いは、

「情熱」「本気」そして「楽しそう」

 仕事に対して、生徒に対して、そして自分自身に対して、この先生はどんなことにも情熱的かつ本気になれる人なのだろうと感じた。いや、実際そうだったはずだ。何も考えていない私のような人間の心をこんなにも簡単に動かしてしまうのだから。みんながこんな先生に教わることができればどれだけ多くの人が学問に目覚めるだろうか。

   私は、いままで嫌いだった勉強が一瞬のうちに「好き」に変わった。すごく不思議な感覚だった。

 その後は金銭的な理由で予備校に通うことができず、この先生ともそれっきりになってしまったが、この日の体験がなかったら私は今ごろ公園にブルーシートで暮らしていたかもしれない。

「人間は一瞬にして変わることができる」ということを自分の一番嫌いだった勉強というものを通じて教えてくれた体験授業だった。

■理想と現実とのギャップ

 目標を持てといわれてもどう探せばいいのだろう。何かに全力でがんばったことも、情熱的になったことも、本気になったこともない、そんな人間に何ができるのだろう。んー、あれでもない、これでもない。やりたいことなんてない。でもせっかく心に火がついたのだからなにかやりたい。あ!そうだ!

「先生になろう!」

 自分の人生を変えたくれた存在になる!これなら本気になれると思った。まず大学へ行こう。よし!これで方向性が決まった。

 しかし私は大きな壁にぶつかっていた。もちろん中学生のころまで勉強をサボっていた分の勉強をしなければいけないということもあったが、それ以上に経済的な問題があった。日常家族で暮らしていてもガスや水道が止まることもしばしばあった。高校の制服や教科書を買うときも借金をしたり、親類に頼ったりした。だから先生になると決めたはいいものの、大学へ進学するのは物理的にほぼ不可能なことのように思えた。
 高校受験のときも交通費がなくて、先生に800円を借りた。高校の定期もまとめて買えないから、1ヶ月ずつ、ちまちま買っていた。「全日本高校生定期更新回数選手権」のようなものがあったら問答無用で優勝だっただろう。

  それすら買えないときは、1時間半かけて自転車で通学したり、学校を休んでアルバイトをしたりしてお金のやりくりをした。

 アルバイトでは高校1年生にして、月に8万円くらいはコンスタントに稼いだ。放課後と土日しか働けない高校生にとってこれだけの金額を稼ぐのは至難の業であり、勉強との両立も簡単なことではなかった。バイト先の人からは、「若いのにそんなに働いて、何を買うの?」と言われたが、「いえ、ほしいものはありません。生活のためです」なんて言えなかった。アルバイト代は基本的に生活費や光熱費に回す必要があり、好き勝手に使うわけにはいかなかった。たくさん失敗したし、理不尽なことを言われたりもした。でもここであきらめたら今までの人生に戻ってしまうと思い、歯を食いしばった。
 とにかくこのような状態で勉強だけに集中するわけにもいかず、かなりの頻度で働く必要があった。大学の費用なんて3年間頑張ってアルバイトをしても到底足りそうにもなかった。お金の不安を抱えながら高校生活を送る日々が続いた。

  

 ■祖母の病気

 後述するが、中学2年生くらいからうちは貧乏になり始めた。もともと母子家庭で妹もいて、余裕のない生活だった。家賃が払えないからと言って、一人暮らしの祖母の賃貸アパートにもぐりこみ、4人で住んだ。

 ある時、突然祖母が倒れた。脳卒中という脳の病気だ。毎日のお酒とたばこが楽しみだった祖母がそのせいで病気になり、寝たきりの状態になった。要介護5という一人では話すことも食べることも排せつもできない。文字通りつきっきりで誰かがついていないといけない。唯一の収入のある母が仕事を辞め、介護にあたった。

 老人ホームに入れようにも、要介護5というのはなかなか受け入れてもらえず、入居費用も当時はとても払えるような値段ではなかった。そのため祖母はしばらくの間自宅で介護することになった。

 介護はとても過酷な重労働である。精神的にもストレスになり、収入はゼロになり、支出だけがかさんでいく。1年ほどたったとき、ようやく祖母が施設に入れることになった。でもそのときは母も精神的に疲弊し、とてもではないが働けるような状態ではなかった。このあたりから貧乏まっしぐらになっていった。人生どこでなにが起こるかわからない。健康であることがどれほどありがたいのかを実感した。

 

つづく


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