フィリピンの国語はフィリピン語 (Filipino)です。
公用語はフィリピン語と英語ですが、母語として使われる言語は、合計172に及びます。
これらのほとんどはアウストロネシア語族に分類されますが、
アウストロネシア語族の言語間にも、ほとんど意志の疎通が図れないほどの違いがあります。
他に使われる言語には、スペイン植民地の歴史を反映してスペイン語(フィリピンのスペイン語)や
チャバカノ語(スペイン語とそのクレオール言語)、中国語(北京語やビン南語)、
イスラム教徒の間で使われるアラビア語があります。
フィリピン語 (Filipino) は、1987年に成立したフィリピン共和国憲法において、
初めて国語を言い表すのに正式に採用された人工言語です。
実質的にはマニラ首都圏を中心として話されている地方語のひとつである
『タガログ語 (Tagalog) 』を基にして採用された言語。
そもそもフィリピン国内では、ルソン島やミンダナオ島、
セブ島を含む7100以上の島々からなる地域において、タガログ語をはじめ、
セブアノ語(セブ語、ビサヤ語)、ボホラノ語、ワライ語、ビコール語、
ヒリガイノン語、イロカノ語、パンパンガ語の8大言語を含む100近い言語集団があると言われています。
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