フィリピン人とはフィリピンに生まれ育った土着の人々の名称です。
当たり前ですね笑
しかしながら、このような考え方は19世紀半ば以降に意識され始め現在に至っています。
かつては、スペイン本国生まれのスペイン人と区別して、
フィリピン諸島生まれのスペイン人を指して用いられました。
そして、土着の人々をインディオと呼んでいました。
また、スペイン人や中国人の移住者の男性と現地の女性との間に生まれた子どもは
メスティーソと呼ばれました。
この背景には、インディオやメスティーノのなかの富裕層の子弟たちが、
スペインの圧政に耐え兼ね、改革や自治を求めた様々な運動があったことが考えられています。
また現在は、人口が一億人を超えたフィリピンはマレー系を始めとする多民族国家として成り立っており、
タガログ族やモロ族、ビサヤ族、華人、その他の少数民族がいます。
フィリピンの主要民族はタガログ族であり、ルソン島のリサール州、ラグナ州、
タルラック州、ブラカン州、バターン州などに住んでいます。
タガログ族の人口は2500万人以上と推定されており、そのうちの80%以上がキリスト教の信者です。