Tomohiro Harada

【スカンジナビア横断6日目】誰もいないスウェーデンの森をひたすら歩く。そしてまた出会う。〜旅する保育士のTouBlog〜

 

 

 

スカンジナビア横断6日目。

 

スウェーデンの海沿いの街アルビカで現地の元気な兄ちゃんに教えてもらったおすすめの野宿場所、滑り台の上で朝を迎えた。
(スカンジナビア横断の看板は、いきなり来た人がびっくりしないように、名刺代わりに置いておく。)

 

この日は、次の大きめの街、「カールスタード」という場所に向けて歩く予定。
しかし、アルビカからカールスタードまでは79㎞。
25kgの荷物を背負いながら歩くにはなかなか遠い。。。

 

 

しかも、心配なのは、2日後に雨が降ること。
雨が降られると、夏と言えども北欧だとすごく寒いし、寝袋が濡れたら寝ることも出来なくなる。
マップを見てみると、道中は本当に森の中。
人もほとんど居ないだろうから、宿はもちろん、スーパーやガソリンスタンドもなさそうだった。

 

 

なので、2日以内になんとか、カールスタードに辿り着きたい。
そう思いながら、アルビカを後にし、重い腰をあげて歩き始めた。

 

 

先日までのことから学んで、ハイウェイは歩道がないので、避けて遠回りして別の道を選んだが、やっぱり歩道はなかった。。。

 

 

アルビカに近いところはまだ交通量も多かったが、離れて行くに連れて車も少なくなってくる。

 

 

ひたすらこんな感じの森の中の道を歩く。
凶暴性はないだろうけど、時々ムースかなにかの草食動物っぽい高い鳴き声が聞こえるのが、ちょっと怖い。

 

 

森、森、森。
この辺から、どこかの村に入ったか、ちらほら家が見えて来た。

 

 

煙突から煙が出てるので、人がいる。
なんかそれだけで少しほっとした。それくらい基本人は見かけない。

 

 

しかし、ノルウェーの時もそうだったけど、景色は本当に綺麗だ。
スウェーデンは水の都とも言われているくらい、湖がたくさんある。
ノルウェーの歩いて来た道とはまた違った美しさがここにはあった。

 

 

 

 

 

 

周りの雰囲気もあってか、途中見かける馬は体がしなやかで、毛並みもつやつやで美しかった。

 

 

 

 

しかし、道のりはまだまだ続く。
この辺でまだ15㎞くらいだったろうか。

 

 

家が何個か見える村らしきところに入っても村の名前も分からなければ、人が見えないから人がいるかも分からない。
今日歩いた道は、今までで一番孤独感を感じた。

 

 

そして、問題なのが蚊やその他ちっこい虫がめちゃくちゃ多いこと。
歩いてても10匹くらいは常にまとわりついてくるし、顔の周りも小さな虫がちらちらしててものすごい歩きにくい。
最悪道中で野宿しようと思ったけど、蚊が多過ぎて寝れない。

 

 

 

この時まだ30㎞地点くらい。
荷物が重くて思うように進めない。
足は残ってても肩に疲労が溜まって行く。

 

 

足早にGoogleマップで見つけた教会のある村に向かう。
教会があるなら寝れそうなところもあるはず。

 

 

そこを目指して、Googleマップに従って進んで行くと、、、

 

 

もう本格的な田舎道に突入。笑
スウェーデンにもこんなところがあるのか。
でも、集落のように家が何個かあるので安心する。

 

 

しかし、道は小石が多くてでこぼこ。
豆が出来た足がいちいち痛む。

 

 

すると、後ろから1台の車が近づいてくる。

 

 

「この辺に住んでる人かな。」と邪魔にならないように道路の端によると、

 

 

「やあ、歩いて旅してるのか?すごいな。」

 

 

と、運転手のガタイの良い男性が話しかけてくれた。

 

 

僕「歩きと少しヒッチハイクもしてるよ。」

 

男性「そうか。写真撮っても良いか?」

 

僕「もちろん!」

 

男性「ありがとう。いつもどこで寝てるんだ?」

 

僕「公園とかガソリンスタンドのコンビニとかかな。あ、聞きたいことがあるんだけど、この先の教会付近はスーパーとかあるの?」

 

男性「いやないな。この辺と変わらず、人もそんなにいない。」

 

僕「そっか。」

 

男性「もし、寝るところを探してるなら、教会の近くに小さくて安いモーテルがあるぞ。200krだ。」

 

 

調べてみると2500円くらいだった。
スウェーデンの中ではおそらく格安。

 

 

僕「結構安いね!」

 

男性「じゃあ、俺が今から電話をかけて確かめてみるよ。ちょっと待ってろ。」

 

僕「ありがとう〜!!」

 

男性「お金はあるのか?」

 

僕「あるけど、クレジットカードしか持ってない。」

 

男性「そうか。わかった。部屋空いてるらしいから、そこまで送るぜ!」

 

僕「ほんとにありがとう!!助かる!!」

 

男性「俺はデイビッド。Facebookやってるか?交換しよう!」

 

僕「もちろん!探すよ!」

 

デ「この先に俺の家があるから、奥さんに言ってなんか食べ物を持たせてやる。」

 

僕「もうほんとにほんとにありがたいです。」

 

 

 

そう言って彼の家に着くと、奥さんがサンドイッチとイチゴ、僕のボトルに水を入れてくれた。

 

 

 

 

 

 

そして、その後モーテルに到着。
そこで、このモーテルのオーナーらしき女性も出迎えてくれた。

 

 

 

ひとつひとつが個室になっていて、中もすごくきれいだった。
そしてなにより、1週間ぶりくらいのベット。

 

 

 

 

別棟でリビングスペースやキッチン、トイレ、シャワーもある。超快適。

 

 

 

 

 

さらに、料金を支払おうとすると、、、

 

 

 

オーナー「お金は持ってる?現金。」

 

僕「ごめん、クレジットカードしか持ってないんだ。」

 

デ「心配するな。俺が払っとく。」

 

僕「それは申し訳ないよ!」

 

デ「いいっていいって遠慮するな。ほら、ベット2つあるぞ。ガールフレンドも連れて来れるな。ガハハ。」

 

 

 

 

デイビッドは、電話でモーテルに確認をとってた時から、クレジットカードが使えなくて、俺がクレジットカードしか持ってないのも分かっていたはず。
それを連れてくる時には言わないで、もう泊まる直前になってから言うという優しさ。

 

 

考えたらなんとも言えない、申し訳ない気持ちと、感謝と入り交じった複雑な気持ちになった。
でも、ここは厚意に甘えようと、精一杯のお礼を言って、その日デイビッドとお別れをした。

 

 

本当に毎日毎日、色んな人に手を差し伸べられて進んでる。
いつか絶対、僕が与えれて来たものを返したいと、改めて強く感じた今日だった。

 

 

 

 

前回の記事

【スカンジナビア横断5日目】北欧の公園の遊具はこんな感じ〜旅する保育士のToyBlog〜

 

 

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筆者プロフィール

原田智広

1994年3月3日茨城県生まれ。関東学院大学人間環境学部卒業。高校時代に「俺、大学に入ったら辞めそうだな。」と、せめて興味のある子どもに関する大学に行こうと消去法で進学するが、想像以上に保育にはまってびっくりする。その後、自身の生い立ちや大学時代の1人旅の経験から、世界中老若男女問わず、誰でも保育園に遊びに来れる保育園×ゲストハウスを考案。大学4年時、その保育園とそれに基づく世界一周プランを延べ2000人以上の前でプレゼンし、保育ドリームプランプレゼンテーション共感大賞、TABIPPO世界一周コンテストDREAM最優秀賞受賞。現在は世界一周中。


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