Tomohiro Harada

世界一周体験記〜怒りは子ども達に向けるものではなく、子ども達を守るためのもの〜

 

 

 

どーもTomです。

 

 

 

アイルランドでもやっぱり子ども達はかわいいです。

 

今住んでいるブレイでは、1歳や2歳の子ども達でも、親が子ども達の後ろについて見守りながら歩いている姿が印象的です。
この街は雰囲気がゆったりしていて、なんだか親が子どもの時間を大切にしているように見えます。

 

 

 

 

 

 

 

僕は、「怒らない」ということを子ども達と関わる時の信念の1つとしています。

 
ここでの怒るということは、「子どもが悪いことをしてもヘラヘラしとく」という訳ではなく、保育者が自己中心的な感情に支配され発する怒りについての話です。

 
(例えば、みんなトイレに行く時間なのに、ずーっと遊びに夢中の子どもに対して、
「トイレの時間だから」「あとで漏らされたら面倒だから」というような保育者の都合によって怒ってしまうような場合です。
これは、子どもは何も悪気はありませんし、なにも悪いことはしていません。)

 

 

もちろん、子ども達に対して怒るということが、圧倒的に弊害が大きいというのも大きな理由ですが、
僕は単純に、怒るなんてのは子どもと関わるプロフェッショナルである保育士がするべきではないと思っているからです。

 

 

 

でも、実際のところ怒りで子ども達を威圧して、大人の思惑通りに子ども達を誘導している保育現場は多いのではないでしょうか?

 

 

 
もちろん、そもそも配置基準の負担が大きいなど、保育者以外にも怒りにつながってしまう要因があり、怒りたくないのについ怒ってしまう。そうして自己嫌悪に陥ってしまう保育者の方の話も聞いたことがあります。

 

 

 

しかしながら、敢えて子ども達に対して怒っている人がいるのも事実です。
怒って子ども達の行動を矯正するのってすごい簡単だと思うんです。
もともと圧倒的な力関係の差がありますから。
それを利用して怒り、威圧し、子ども達を無理矢理動かすなんてそれがプロのやり方なのでしょうか?

 

プロとは専門的な知識や実践知をもって子ども達と関わり、子どもが問題行動を起こしているのなら、子どもの側に立ってその行動の原因や目的を考えなくてはいけません。

 

そのプロセスをすっ飛ばして、立場の差を利用して子どもの行動を矯正するというのはどうにも違和感を覚えます。

 

 

 

 

僕はアイルランドの横断歩道を渡っているときに、ふと、「怒り」という感情についてと考え、

怒りは子ども達に向けるものではなく、子ども達を守るためのもの

という仮説を立ててみました。

 

 

 

 

そもそも本来、「怒り」ってどういう時に発する感情なのでしょうか。

 

 

 

イヌイットの怒らない子育ては有名ですが、イヌイット以外にも、昔ながらの集落を形成して生活している少数民族は自分の子どもに対して怒るイメージがありません。
でも、そんな彼らにも怒りの感情はあるでしょう。
それはどんな時に発せられるのか。

 

 

 

自分たちの縄張りが侵略された時など、外部から自分達の安全を脅かそうとするものにはきっと怒りを持って威嚇します。

 

 

 

これは動物でも同じことが言えると思います。
動物も自分の子どもに対して、怒っているようなところは見かけませんが、外部から動物や人間が危害を加えようとすればものすごい剣幕で威嚇してきます。

 

 

 

 

小さな子どもは自分のおもちゃをとられたとか自分の都合で怒るかもしれませんが、それは小さな子どもはまだ他者の認識が未発達で自己中心的な存在だからです。

 

 

 

 

僕は怒りには、アドレナリンを放出することで心体強化のような役割もあるような気がします。
怒った時って周りが見えなくなって、痛みも感じなくなって、ただ危険因子を排除するということしか頭になくなります。
それが現代ではいわゆる「ついカッとなって」ってやつだと思います。
現代生活では怒りが暴走しやすくなっていて、本来とは別のところでこの感情を発してしまっているのです。

 

 

その暴走が子ども達に向けられると、時には虐待になってしまったり、時には子どもの心理的発達を阻害することになるのです。

 

 

 

だから、本当は怒りは大切な子ども達に向けるものではなく、大切な子ども達を守るための感情だと思うのです。

 

 

 

もし、僕の仮説が正しければ、きっと現代のように親や保育者が子ども達に対して怒りを向けるようになってしまったのは、人間の歴史を見ればほんの最近のことです。
そうなのだとすれば、きっと子ども達は、もっと言えば人間は、怒られて成長するようには出来ていないのです。
もっと暖かい感情を共感することによって成長できると思うのです。

 

 

 

保育方針によっては、集団生活を重んじるために怒ることも必要だという意見もあるかもしれないですが、まず子ども達1人1人に愛しているということが伝わらないのなら、方針もくそもないです。

 

 

 

子ども達に怒らないという考え、保育者の怒りという感情が暴走してしまわないような環境が広がっていくことを願います。

 

 

 

 

以上が僕の「怒り」という感情についての考えですが、これはなんの科学的根拠もありません。
勝手に思ったことを備忘録的に書いてみました。

 

 

 

 

今回の旅では少しでも真理に近づけるように、少数民族の集落に行って子育ての様子を見たり、野生の動物を生で見てみたいなと思ってます。

 

 

 

 
それでは!

 

 


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