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グラウンドゼロ

 

みなさん、こんにちは。

 

 

 

 

 

 

 

『グラウンドゼロ』

 

 

 

 

この言葉を聞いて何を思い浮かべますか?

 

 

 

 

 

私は、

 

RADWIMPSの曲

September 11th の跡地

 

この2つですね。

 

今回のニューヨークの旅行の中でもっとも行きたかった場所..

 

 

 

グラウンドゼロ。

 

 

 

今から16年前、

 

 

2001年 9月 11日

 

史上最悪のテロ。

 

4機の旅客機をハイジャックして同時に起こしたテロ。

 

私がまだ小学生の時だった。

 

朝起きてリビングのテレビを見た瞬間、飛行機が世界貿易センタービルに直撃する瞬間の映像であった。

 

あまりにも衝撃的で最初はなんかのドラマか映画のワンシーンかと思ったが、そのなものではなかった。

違うチャンネルに変えてもどの局もこの事件について大々的に放送しているものであった。

 

現実と2次元の世界を行き来きしているような気分でテレビから目が離せなかった。

 

飛行機が貿易センターに直撃し黒煙を上げ、宙を舞う大量の紙の書類。

それを見上げて唖然とする通行人。

モザイクはかかっていたが人がビルから落下する映像も流れていた。

その数分後、爆音と共と崩れていくビル。

更にその数分後もうひとつのビルにも飛行機が直撃。

まだ何万という人が中にいるのに….

 

小学生の私にはあまりにもショッキングな映像であった。

 

 

その時初めて知った

「テロ」

「ハイジャック」

という言葉。

 

日本にいたらきっと縁のない言葉。

 

その時

「もっと世界を知りたい。この目で、自分の目で世界を見ていきたい。」

 

そう強く思った日だった。

 

織田信長に会いたくても過去の人

紙や資料でしか知ることができない

 

 

しかし今、

同じ20世紀に生まれてリアルタイムで出会った出来事。

 

それを自分の目で見なくてどうするんだ。

そう思った。

今日生まれた子供は9.11更に3.11も過去の出来事の一つに過ぎない。

私にとって関東大震災が過去の出来事であったのように…

 

だったら、せめてリアルタイムで起こった事ぐらいちゃんと知りたい。

そう強く思ったし、知らないといけないと強く感じた。

 

それから図書館、本屋に通い9.11に関連する書物を読み漁った。

日本人が書いたものから英文が訳されたのもまで、目にとまったものは全て目を通した。

本を読めば読むほど、何との言えない気持ちになり、もう二度と起こらない事を願わずにいられなかった。

 

大人になったら必ず9.11の跡地に行く。

自分の目で見る。

 

そう思った、小学生2学期の始まりだった。

 

それから16年の月日が流れたがその気持ちは1ミリも薄れる事なく、ずっと持ち続けていた。

むしろ大人になるにつれどんどん行きたい、自分の目で見たい!という気持ちが強くなっていた。

 

年月が経つにつれ9.11のことがニュースに取り上げられなくなった。

2011年、9.11から10年経過したが、9月11日当日はNHKがほんの少し特集という形で取り上げたが、民法のテレビはほとんど9.11のことについては取り上げていなかった。

2016年、9.11から15年。NHKも朝のニュース番組では全く触れていなかった。

 

みんなにとって9.11は10年や15年で忘れてしまうような出来事だったのか。

3.11もそうなるのかと考えると恐ろしく怖い…

 

ただ異国の出来事だから関心がないのか…

よくわからないが、みんなの関心がないからテレビでは放送しないのだろう…

 

私の心からは全く薄れることのない出来事であることには違いない。

 

そう思い続け、あるタイミングが訪れた。

私が働いている病院の関係機関がニューヨークにあり、そこで働いている人が日本に来日してうちの病院で交流会を開くという日があった。

たまたま参加しており、会の最後に質疑応答の時間があり、災害看護の事を聞きつつ、9.11の時はどのような対応をしたのか質問をした。

 

 

そしたら、来日していたアメリカ人の方が

「9.11、September 11th 」

という単語を聞いた瞬間顔色が変わったのがわかった。

それから30秒程時間が止まったような瞬間があった。

彼女は一所懸命言葉を選びつつ私の目を見てしっかり話始めてくれたが、徐々に言葉を詰まらせ沈黙の時間が多くなった。

それを見かねた私の病院の偉い人が話題を変えようと違う話を始めたが、それはしてはいけないととっさに思い…

「最後まで聞かせてください。」

そう彼女に伝えた。

 

彼女はゆっくり話を始めてくれ、勤めていた病院の病室から飛行機が貿易センタービルに向かって直撃した瞬間を見た事、貿易センタービルが倒壊する瞬間、その時のマンハッタンの状況、匂いまで教えてくれた。

今まで読み漁ったどの本よりもリアルで鳥肌と涙が止まらなく、アメリカ人の心の中にはいろんな感情が根強く残っているんだと再確認した時であった。

 

交流会の後、なんであんな事を聞いたの?酷でしょ?と同期の子に言われたが全くそう思わなかった。

10年経てばニュースや新聞でも報道しない、関心がない方が酷だと思ったし、ただ単に興味があったから。

あの時あの場にいた人は何を思い何を感じたのか、ただそれが知りたかった。

少しでも9.11という出来事に近づきたかった。情報だけでなく感情も。ただそう思い聞いた質問だった。

 

9.11の事を話してくれた彼女の表情は今でも忘れる事ができない。忘れてはいけないんだとそう思った。

 

それから5年、遂に私はニューヨークの地を踏んだ。

16年間ずっと行きたいと思っていた所にやっと来れた。

16年という長い月日、やっと来れた。

遅くなってごめんなさい。

でも自分のお金で、自分の意思でちゃんと来る事ができた。

 

 

世界貿易センタービルがあった跡地、メモリアルパークの中にビルが建っていた同じ場所それぞれに、サウスプール・ノースプールという滝を模した慰霊碑があり、その周りに慰霊者の名前が刻み込まれていた。

多くの人がいて、観光地のようにピースをしながら写真を撮っている人がたくさんいた。

写真を撮ろうなんていう気分には到底なれず、ただ地下に流れ込む噴水を見ていた。

 

 

「噴水の水は止まる事なくずっと流れ続けているのに、ここの空間は9月11日で時間が止まっている」

「噴水の流れる水が人々の涙に思える。きっと癒える事のない・絶える事のない涙みたい」

そう感じ・思った。

 

 

 

いくら新しいビルを建築しても、観光地化して人が訪れたとしてもきっと

「9.11」

の根本的なものは変わらないんだろうな….

 

きっと傷は癒えても跡は残る…

そんな事を考えていた。

 

 

 

 

 

 

 

どれくらい時間が経ったのだろう…

 

 

友達が

「大丈夫??」

 

と、声をかけてくれた。

 

はっ!と我に返ったのと同時に色ん感情が吹き出してきて、涙が湧き出てきて止まらなくなった。

友達の肩をかりた。

 

最初は、せっかくずっと行きたいと思ってたから一人で行きたい。そう思っていた。

結果的に友達と一緒に行ったが正解だった。一人で行っていたらもっと気持ちが潰れていただろう….

 

ありがとう。

心からそう思った。

 

その後近くにある9.11メモリアルミュージアムに行った。

9.11メモリアルミュージアムには、館内全てが9.11の関連のことで、犠牲者の事からテロリストの事まで詳細に書いてあった。

館内には倒壊した世界貿易センタービルの残骸が展示してあったり、その日出動した消防車や燃えた警察官の服、犠牲者の靴などが展示してあった。

館内いたるところにティッシュが置いてあり、各々、自分の気持ちと向き合っていた。

 

 

 

元あった世界貿易センタービルから数十メートル離れた所に新たに建設された

「2ワールドトレードセンター」

 

圧倒的な存在感を放っており、首を90度曲げないと頂上を見えないぐらいのものでした。

 

誰も寄せ付けないオーラを放っており、未来を見据えてニューヨークのマンハッタンという土地にずっしり構えている。2度とあんな事は起こさせない。

そんな風に感じた。

 

 

 

 

 

16年間ずっと行きたいと思い続けていて、実際に自分で行動して行く事が叶った。

 

やっぱり自分の目で見て・感じて・考えて….

何に感動し、何に喜び、悲しみ、怒るのか

もっと自分の感性・心を大切したいし、それが大切だと改めて思った。

これからももっと自分の足で行って、自分の目で見て、自分の肌で感じて、自分の頭・心で考えていきたいと思った。

 

「体験だけがリアル」

 

これはずっと変わらない。

やってみなきゃわからない。日本という恵まれた国にいる訳で、ちょっと働いたり・バイトしたりすれば航空券なんて手に入る。

好きな事を一ヶ月我慢すれば滞在費にもなる。

そしたら自分が行きたい所に行ける。

たまにはそんな生活もいいのではないか…

 

 

 

みなさんにとっては9.11はどのような感じで頭・心に残っていますか?

 


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